Bio-Assets

Securitization Research Institute

一般社団法人 生物資産流動化研究所

Our Business

私たちの製品サービスや事業の独自性を組成する概念は「生物資産」と「用途開発」といえます。

それぞれに、次のように定義されます。
 ‣生物資産とは、生きている動植物。

 ‣用途開発とは、既知の技術や概念から新しい価値を再発見する行為。

Our Business achievement

 

┃事業内容

取り組む既知の技術や概念の範囲は投資理論や企業財務のファイナンスを、適用する生物資産には

果実生成型生物資産を対象とします。
 

私たちは農業の主な生産財である生物資産を対象に非農業領域の既知の技術や概念を新たに適用することから生物資産に関わる利害関係者の便益を創造することを目指しています。


現在の取り組みは、酪農業での生産財である乳用牛という生物資産に、金融工学の数理技術である

ポートフォリオ理論を適用させた新たな生産管理手法の開発です。

最終的には製品・サービス、事業として実現することを目標にしています。


さらに、この管理手法開発の工程において、乳用牛という果実生成型生物資産の経済的評価手法の開発することができ、その成果は酪農業での資本調達手段や事業主体形態のありようを大きく変容させることになります。

┃用語

◆果実生成型生物資産

生物資産には消費型と果実生成型の2種類があります。

 ‣消費型生物資産

 材木用の樹木や食肉用家畜のようにそれ自体が生産物として収穫または販売されるもの。

 ‣果実生成型生物資産

 ブドウの木等の永年樹木や繁殖用牛馬のようにそれ自体は収穫や販売されず、成熟後、生産寿命に渡り

 生産財としての生産物を生み出すもの。

 

◆ファイナンス

ファイナンスは資本供給側の投資理論と需要側の企業財務から組成されます。

 ‣投資理論

  有価証券等伝統的な分散投資のポートフォリオ理論に加えて、投資プロジェクトへの進退判断や資金

  調達手段を分析するリアルオプションなどを対象とするものです。

 ‣企業財務

  企業価値の最大化を目的に、主に資本市場からの資金調達と、プロジェクト投資判断を金銭的側面から

  検討するものです。

 

◆生産財かつ消費財としての乳用牛

生乳生産を目的とする乳用牛は消費型と果実生成型を同一個体で機能する唯一生物資産です。

この特異性が金銭的側面からも興味深い対象となります。

 

◆ポートフォリオ理論

有価証券に対する伝統的な分散投資の理論。

1952年にハリー・マーコウィッツによって発表された論文を端緒として研究が進展しました。

平均と分散をリターンとリスク指標に、リスク/リターンが固定される場合にリターン/リスクを最大化する証券の組合せを決定する理論的体系をいいます。

 

◆新たな生産管理手法の開発

金融工学の数理技術であるポートフォリオ理論を酪農の生産現場に適用した生産管理手法とは、生産施設を工場化する大規模自動化設備投資に伴い乳牛の管理手法を個体単位からグループ(群)単位の管理に移行することです。このグループ(群)管理手法にポートフォリオ理論を応用して革新的管理手法を体系化することを指します。

 

◆生物資産の経済的評価手法

資産評価手法にはインカム/コスト/マーケットアプローチ3種類があります。

 ‣インカムアプローチ

  将来期待されるキャッシュフローを妥当な割引率で割引くDCF法(割引現在価値法)など。

 ‣コストアプローチ

  個別資産に帰属する資産・負債を現時点で再取得する再調達原価法など。

 ‣マーケットアプローチ

  類似する取引事例を用いた類似取引比較法など。

生体家畜市場の取引事例としたマーケットアプローチや育成費用を再調達原価と見なすコストアプローチ

の手法はありますが、期待収益からの公正価値算出を試みるインカムアプローチは未開発です。

​私たちはインカムアプローチからの乳牛公正価値評価手法開発を試みています。

 

◆酪農業の資本調達手段や事業主体形態のありようの変容

農業は中小企業同様に極端な間接金融依存症に陥り、特定金融に依存しています。

この状況に資本市場の取引形態を導入することは、資本調達や事業主体の事業構造再構築などのありようが根本的に変質することを意味しています。

©2014 By Biological assets securitization Research Institute

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